昨年末の帰省時にEMILEAD(エミリード)を試してみましたが、その後も仮眠の時などに使用しています。
ワタクシの場合は短時間睡眠に限られますが、確かにイビキ防止の効果がありますね。
(夜の睡眠時は基本的にCPAPを使っていますので)
この数か月間EMILEADを使ってみた感想についてまとめてみました。
【最初の記事はこちら】帰省先での無呼吸&イビキ対策にEMILEADを試してみました
EMILEADはパワーナップ時に最適
朝4時起床のワタクシにとってパワーナップは不可欠でございます。
(パワーナップって何?心身リフレッシュや睡魔撃退のために20分程度の睡眠をとること。要するに仮眠のことですね)
タイミングとしては昼休みの昼食後は必ず、そのほかに出勤前や夕食後に眠気を感じたらパワーナップをとるようにしています。
それはともかく、パワーナップって本格的な睡眠ではありませんから、自宅にいる時でもわざわざベッドに入ったりましません。
かといって椅子にもたれてというのもキツい。
ちょっと横になれるところといえばリビングのソファーかハンモックくらいとなり、何が言いたいのかというと、ワタクシのイビキが家族の迷惑なるということです。
20分のパワーナップは、本人にすればアッという間のことですが、横にいる家族にとっては20分間のイビキというわけで、こりゃたまらんでしょうなあ。
そこで、こんなチョイ寝時(ちょいねどき)のイビキ防止に役立っているのがEMILEADです。
EMILEADの使い方
とっても簡単ですが、コツがあります。
1)EMILEADの向き
写真でお分かりのとおり、EMILEADには向きがあります。
全体で舌をカバーするのですが、切れ目のある方が舌の下側(裏側)になります。
舌を上げると縦に膜みたいなのがありますが(舌小帯=ゼツショウタイと言うそうです)、これが切れ目にはまり込むわけです。
2)EMILEADの装着方法
シリコン製ですからプニュプニュしています。
https://youtu.be/3vQZ5QXfCuA
EMILEADを舌にカプッとかぶせ、ヒョイとつまんで空気を押し出し、吸着できればOKです。舌は柔らかいですから、ふつうに差し込めば空気が押し出されてEMILEADと密着します。
(最初のうちはコツがつかめなくて、すぐに外れたりします)
そしてここが大事なのですが、EMILEAD本体は口の中に入れません。
つまり舌はアッカンベーのように出したままです。
強制的に舌を出すことで、舌根が喉の奥の方へ落ち込むのを防いでくれるわけですね。
そうそう、着ける前に口の中をすすいでおいた方がよいでしょう。
3)EMILEADの使用後は
使い終わったら水や洗剤で洗って、ピッと振れば水が切れます。
ケースに入れて収納。
あまり神経質に扱う必要はありません。
EMILEADは舌が痛い?
レビューの中には「EMILEADは舌が痛い」というコメントが見受けられます。
確かに痛いといえば痛いです。(^^;
ふつうに舌をベーッと出してみたところで、別に痛くもなんともないと思いますが、EMIEADを着けますと、何といいますか、根元の方がピリピリと引っ張られるような感じがします。
痛みのシミュレーション
どれくらいの痛みかといいますと、指で舌をグワシッとつかんで引っ張ってみてください。そう、そんな感じです。
舌を引っ張られる経験ってそうないと思いますが、装着中はこの感じがずっと続きます。
とは言ってもツネって痛いわけじゃありませんので、これは使ううちに慣れてきます。
EMILEAD使用上の注意
言うまでもないでしょうが、身内以外(身内もか)の前では使えません。
使用中の顔は人さまに見せられたもんじゃないです。
赤ちゃんがおしゃぶりをくわえているようなもので、ハッキリ言って間抜けです。(^^;
合宿などでやむを得ず雑魚寝の場合は、消灯後にこっそりと装着するのがよいでしょう。
それから、EMILEADを着けて横になって眠るとよだれが・・・。
装着顔のシミュレーション
EMILEADを着けた自分の顔がどう見えるのか、シミュレーションしてみましょう。
この写真はEMILEADを先端方向から撮ったものですが、見えているもの全部が口周りを覆います。
PNG形式で背景を透明加工してありますので、ご自分の正面顔写真に重ねてみてください。(誰がやるのか?)
EMILEADはイビキ防止に確実に効果あります
装着のコツ&間抜け顔。この2つをクリアすれば、EMILEADはイビキ防止に効果があります。
イビキの原因は仰向けの時に舌根が落ち込むことだそうですが、EMILEADは舌そのものを引っ張りだしてくれますので、その点で理にかなっていますね。
なによりも装着も手軽なら持ち運びも手軽な点が良いです。
EMILEADでイビキは防げるが、イビキが治るわけではない
ただしEMILEADはイビキを防いでくれても、イビキの根本原因を治療してくれるものではありません。
装着している間だけ効果を発揮する対症療法としての使い方ですから、EMILEADを外すとまたイビキが再発します。
(もしかしたら毎日使っているうちに、舌にそれなりの癖がついて改善されるのかもしれませんが)
その点はご注意ください。
睡眠時無呼吸症候群へのEMILEAD効果については今後検証
実のところワタクシ自身は、EMILEADにはイビキ防止よりも睡眠時無呼吸対策の方に興味があります。
けれども前述のとおり、CPAP装着を基本としていますのでまだ試していません。
仮にひと晩CPAPの代わりにEMILEADを着けて眠ったとしても、呼吸状況を記録するスベもないですしなー。
これは今後の課題とします。
イビキでお悩みの方はEMILEADを試す価値あります!
以上、EMILEADの良いところ悪いところについて、ワタクシが実感していることはひととおり書いてみました。
冒頭に述べましたとおり、長時間睡眠については未検証なのですが、装着のコツをつかんで一晩中外れなくてすむのなら、同じように効果があると思います。
お値段も手ごろですので、これを読んで「自分もできそう」と思われた方は、試してみる価値はじゅうぶんあります。