圧力鍋のフタを開けるにはドライバーとハンマーが手っ取り早い
「圧力鍋のフタが開かなくなった」とカミさんからSOSあり。
「何もやっていない」とのことですが、何かやったから閉まったのに違いありません。
それはともかく、このように少しズレた状態でフタが閉まっていまして、こうなるとボタンを押そうが取っ手をひねろうがビクともしません。
過去に一度、他所のお宅の依頼を受けて圧力鍋のフタを開けたことがあります。
今回も同じ方法で解決しました。
圧力鍋のフタを開けるのに必要な道具
今回はムダな努力をせずにとっとと工具を用意しました。
プラスドライバーとハンマーです。
ドライバーは後の写真でもわかるとおり、ある程度軸の長いものがよいです。
ハンマーはプラスドライバーで解決できなかった場合のための予備策ですが、初めから用意しておいた方が手間が省けます。
パール金属の圧力鍋
今回の鍋はこれ。
圧力鍋といえばおなじみ、パール金属のH-5436という機種です。
10年近く使っているでしょうか。
このとおりしっかりとフタが閉じられています。
幸いに中身は空っぽの状態でしたので、上下の向きを気にせずにすみます。
プラスドライバーで圧力鍋の取っ手をゆるめる
まずは取っ手をゆるめてみましょう。
根元にあるプラスネジをドライバーで回します。
この時、ドライバーの軸が短いと取っ手と干渉して回しにくくなってしまいます。
力も加えにくいですしね。
ネジは完全に撤去する必要はありません。
取っ手がゆるんでグラグラですが、フタの方はビクともしません。
想定内のことですので、ドライバーではこれ以上深追いはしません。
何にでも首を突っ込む子猫が様子を見に来ました。
ハンマーで圧力鍋の取っ手を叩く
とっととあきらめてハンマーに切り替えましょう。
これでもって取っ手を叩くのです。
「そんな過激な!」と思われるかもしれませんがダイジョウブ。
まあ見ててください。
ヤルッツェ・ブラッキン!
まずは圧力鍋本体を横にして、片手で取っ手をしっかり握ります。
傷を防止するために取っ手にタオルなんぞ巻いた方がいいんでしょうが、メンドクサイのでこのままいきます。
狙いを定めたら、渾身の力を込めてハンマーを一撃!
・・・というのはウソでして、実際はごく普通の力で叩けばオッケーです。
写真で見ると結構力を込めているように見えますけどね。
叩き始めてから気がつきましたが、鍋の下に布巾でも敷いとけばよかったですね。もういいです。
何度か叩いているうちに、少しずつフタが回り出しました。
10回ほど叩いたころに、見事外れました!
やってみたら、けっこうあっけなく開いた感じです。
取っ手のネジは忘れないうちに締めつけておきましょう。
圧力鍋の中身がある・なしでフタの開け方が異なる
圧力鍋のフタが閉まるのって、鍋の内外の気圧差が影響しているそうです。
フタを開けるのには鍋を温めるのがよいそうですが、たまたまワタクシの場合は2回ともプラスドライバー+ハンマーで解決しました。
もしかしたらハンマーだけで済んだのかもしれませんけど、そんなに何度も試すような機会などないですしね。
けれどこれは鍋に何も入っていないからできたことです。
というわけでワタクシなりの結論としましては、圧力鍋のフタが閉まった場合、
- 鍋の中身が空っぽ・・・・・プラスドライバーとハンマー
- 鍋に中身あり・・・・・・・・鍋の温め
となります。
たった2回の経験だけで圧力鍋のフタがどうのこうの言えないと思いますが、もしかしたら2回の経験だって多い方かもしれませんからねっ!