鼻洗浄も慣れてくると「吸って出して」を気軽にすませますが、実はそこにリスクが潜んでいます。
これを知らないと、思わぬところで人様に恥ずかしい姿をさらすおそれ大です。
ワタクシの体験をもとに、鼻洗浄に隠されたリスクとその対処法をお教えしましょう。
鼻洗浄を始めたころの不可解な現象
ワタクシが鼻洗浄を始めたのは10年以上前のことです。
今はサイナスリンスという市販の洗浄液を使っていますが、当初はお椀に塩水というお手製の方法でした。
それはともかく、始めてから1週間目くらいの頃のお鼻し、いや、お話しです。
立て続けに3回にわたって不可解な現象に見舞われたのです。
ケース1)なぜか鼻から水がっ!
床に寝転がって雑誌をパラパラしていた時のこと。
起き上がろうと体の向きを変えたら、鼻から水が垂れてきたんです。
それもポタポタではなくツツーッと流れるように。
風邪をひいていたのでも花粉の季節でもなくて、自分では何の感覚もなく、勝手に出てきた感じです。
しかもそれは鼻水というよりは「水」でした。
あわててティッシュで鼻をかみましたが、それ以上出てくる様子もなく収まりました。
いったい何だったんだろう?
ケース2)ベッドでも鼻から水がっ!
それから3日くらい後のこと。
こんどは夜寝る前のベッドの上です。
このときも仰向けになって本を読んでいたのですが、同様に体勢を変えたときに鼻からツツーッと。
やはり鼻水というよりは、ただの水。
同様に鼻をかんでおしまい。
いったい何だったんだろう?
ケース3)これはもしかして鼻洗浄が・・・
3回目はさらに1週間くらい後だったと思います。
四つんばいになって、キャビネットの奥に転がっていたモノを取ろうと頭を下げたとき。
またしても鼻から水が!
さすがに3回目ともなると冷静でして、しばらくポーズを変えないで様子を見ました。
案の定、頭の向きを変えるとまた少し水が出てきました。
まるで鼻の奥に水たまりがあって、傾けることであふれ出てくるような感じです。
ここまでくると、いったい何だったんだろう?とはならず、「さては鼻洗浄が原因では?」と思い当たりました。
鼻を洗浄する際にリスクを検証しました
その晩、さっそくリスク検証です。
ワタクシ、当時も今も鼻洗浄は入浴時にバスルームで行っています。
いつもどおりお椀と塩水で鼻洗浄した後、ふだんなら軽く鼻をかんで終わるところですが、ためしに立ったまま頭を下げてみました。「股のぞき」ポーズですね。
日本人が「 #股のぞき効果 」で #イグノーベル賞 を受賞したんですって♪ おめでとうございます♡ 頭を逆さにして両足の間から覗くと物の大きさは実際よりも小さく、縮んで見えるんだって☆ リカも頑張ってるけど、体が硬くて大変だわ! pic.twitter.com/Poh0MltehD
— リカちゃん 公式 *♬ (@bonjour_licca) 2016年9月23日
すると、洗浄液の残りが鼻から出てくるではないですか!
これで間違いありません。あれは洗浄液だったのです。
とんだところにリスクが潜んでいたものです。
鼻洗浄のリスク=残留洗浄液への対処方法はこれ
鼻腔って断面図のイラストでおなじみのとおり、けっこう複雑な構造になっています。
そのため鼻洗浄をすると、洗浄液が鼻腔のくぼみなどに溜まることがあるようです。
(このあたり、人によって個人差があるかもしれません)
したがいまして、鼻洗浄自体は鼻から吸い込んで吐き出して、でおしまいですが、それで終わらせてはいけません。
残っている洗浄液がリスクの元です。出し切ってしまいましょう。
とはいえ、鼻をかんでも出てくるものではないですし、ムリにかむと鼻や耳を傷めることになります。
やはりここは股のぞき!
鼻腔に水が残っていれば、頭を下げたときにスグにわかります。
そのままの状態を数秒ほどキープしてから頭を起こしますと、自然と流れ出てきます。
仕上げに軽く鼻をかんだらオッケーです。
そのためにも、鼻洗浄はお風呂場で入浴ついでにやることをオススメします。
リスク対処で安心して鼻洗浄を
スッキリ爽快な鼻洗浄ですが、このように洗浄液が鼻腔に残ったままですと、忘れたころに鼻から流れ出てくるリスクとなります。
ワタクシの場合はたまたま3回とも家の中でのことでしたが、これが人前だったら・・・。
チャビックス、とんだ赤っ恥をかくところでした。
皆さんも思わぬところで恥ずかしい思いをしないよう、しっかりとリスク対処をしたうえで鼻洗浄ライフをお楽しみください。