一時はどうなるかと思ったLGウルトラワイドモニター29UM59-P ですが、変換アダプターのおかげで無事に導入できました。
2週間ほど使用しての感想としては、やっぱり快適。何よりも画面サイズが大きいこと自体が気持ちよいです。
けれども100%オッケーかというとそうではなくて、買ってはじめて気づかされたこともあります。
(失敗というほどではなく”勝手が違う”程度ですが)
これからLGウルトラワイドモニターの導入をご検討の方、ぜひご参考になさってください。
ウルトラワイドは目に良いはず
PC作業の際は、モニターとの距離はだいたい40cm以上あけることが推奨されています。
ディスプレイの光は目に悪いそうですからね。
この点、モニターがウルトラワイドになると自然と距離をとるようになります。
サイズが大きく左右の視野角が広くなる分だけ、近づいていると視野に入りきりません。
つまり、全体を目に入れようとすると後ろに下がらざるを得ず、必然的にモニターとの距離をとることになるわけです。
これは意外な導入効果(?)でした。
拡大表示にすればOK
解像度が高くなると文字も小さくなります。
距離を置くと文字が読みづらくなるのでは? これは拡大表示にすれば問題ありません。
もともとが縮小表示されているようなものですから、拡大したからといって表示内容が欠けるということもないです。
「ウルトラワイドならより多くの情報を表示できる」という利点を活かしていないというウワサも・・・。
ウルトラワイドは四隅がつらい
LGウルトラワイドモニター 29UM59-P には標準でディスプレイ設定の便利なツールが付属しています。
明るさの調整やブルーライト低減機能など、なかなか豊富なメニューで、自分好みの画面にすることができます。
そんなLGウルトラワイドにも死角(?)がありまして、それは画面の四隅です。画面の四角が死角。
使ってみて初めて分かったんですが、そこに目をやるのがけっこうツラい。
ウルトラワイドサイズになると画面両端、特に上方向の両端ともなると目の動きの範囲が大きくなるんですね。
これが単に四隅を「見る」だけならいいのですが、「読む」となると力が必要となります。
Excelなどのテキストがビッシリと表示されているような画面などがそうですね。
映画や写真は画面の中央を基本にして構図が設計されていますから、視線を画面の隅にやることはありません。
編集用途ならではの問題点とでもいいますか。
眼を動かす筋肉が弱いということでしょうかね。まあそのうち慣れてくるでしょう。
ウィンドウのポジション
ワタクシの場合、Webブラウザーと文書作成の2つのウィンドウを表示するスタイルが多いです。
文書作成ですと写真を見るのと違って、ウィンドウの端から端まで目をやることになります。
しかしこれを書いている今、「だったらLGウルトラワイド(21:9)でなくても普通のワイド(16:9)でよかったのでは?」という内なるギモンがわいてきたのですが、それは封印しておくことにします。
ウルトラワイドモニターご検討の方へのアドバイス
これからウルトラワイドモニターをご検討の方は、ぜひ「高さ」と「後ろ」も考慮してください。
デスクの上は自遊空間であるからか、得てしてデスクの幅だけに気を取られがちです。
高さ
横長サイズの画面を置くということは、ふだん使わない目の動きもすることになります。メジャーでデスクを測る際には、高さも測ってご自分の目の動きもシミュレーションなさってみてください。
もしかしたら画面比は通常のワイド16:9のまま、1つ大きいサイズに変えるだけで案外こと足りるのかもしれません。
後ろ
上に書きましたように、横幅が大きくなるとそれだけ後ろに下がる必要があります。
椅子を下げて、視界に入れられるだけの距離を確保できるのかも確認しましょう。
ワタクシの場合はスタンディングデスクに設置していますので、その点、椅子に制限されずに距離をとることができています。
こういった制約(というほど大げさぢゃないですが)を分かった上で導入すれば、LGウルトラワイドモニター29UM59-P は値ごろ感のある大変良いモニターであります。
※LG 標準で提供されるアプリケーション「OnScreen Control」がなかなか良いので、別にレポートさせていただきます。
LGウルトラワイドモニター 29UM59-P 導入の失敗談についてはこちら → 横長の画面は快適! LGウルトラワイドモニター 29UM59-P 導入顛末記・その1