エキスポシティのIMAX次世代レーザーで『スター・ウォーズ』

こんばんは。本日より大阪帰省のチャビックスです。

怒涛の帰省準備をすませて午前中のうちに大阪の実家に移動しました。
到着してちょっとひと息ついたら娘ッチの希望でエキスポシティの次世代IMAXへ。
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』2回目の鑑賞です。

巨大スクリーン

劇場は109シネマズ大阪エキスポシティ。
そうです、あの日本最大級のスクリーンがうりの次世代IMAXです。
当然ながらシアター11は満席。もちろんネットで予約していました。

エキスポシティの次世代IMAXは1年前の『ローグ・ワン』に続いて2回目の体験です。
視界全体を占めるような大画面ですから、それはそれは迫力でした。
3Dはそれほど効果的な演出はされておらず、終盤にかけては平板に見えてきたのはちと残念。
画の高精感・抜けの良さは『ローグ・ワン』の方が優れていたように思えるのは気のせいか。

下に見えるのが人で、あとは全部スクリーンです。

映画の出来はいかに?(スポイラーあり)

映画は2回目というだけあって、最初の「衝撃」もなく冷静に観ることができました。
やはり失敗作です。
賛否両論の本作ですが、ワタクシは明確に「否」でございます。(以下スポイラーあり)

新生『スター・ウォーズ』を非難しているのではありません。
そうではなく、基本的な映画としての出来が実に杜撰なんですね。

唐突なレイアのフォース

レイアの「蘇生」は一体何をやりたかったのでしょうか。
ここに来て初めてフォースの力を発揮したわけですが、驚くべきことにその後のストーリーに何の影響も与えていません。
わざわざ宇宙遊泳などせずとも、単に被弾の衝撃で意識を失っただけにしてもよかったではないか。
単にビックリ仰天させられただけ。
新しさを狙ったあまり、驚かせることが目的になってはいないか。これを「新しい」と評価するのか?

カイロ・レンとレイとの空白の時間

カイロ・レンとレイの一騎打ち。ここは中盤のクライマックスで大いに盛り上がります。
いよいよというところで船が大破して2人とも気絶・・・・・・。
そのあとがよくない。
次にこの場が登場した時にはすでにレイは去っていて、カイロ・レンがひとり横たわっている。
レイはどうして目の前で気絶しているカイロをそのままにしたのか? 最大の脅威になるのが分かっているのに。
だって、さっきまでを倒そう(殺そう)として戦っていたその相手が、目の前に横たわっているんですよ。
とどめを刺すか、あるいは激しい葛藤でそれをあきらめたのか。
そこを描かずに逃げてはいかんでしょう。

カジノは不要

カジノのエピソードなど必要性なし。
ベニチオ・デル・トロと出会わせるためなら、もっとほかにやりようがあったでしょう。
競走動物を開放するくだりなど冗長なだけ。ローズの優しさを表現したかったのでしょうか。

ローズの不可解な行動

そのローズ(下手くそ)、終盤の行動などまったくバカ。
「敵を憎むよりも愛する人を救う」ってなんだ?
13機(だったか)が決死の覚悟で突撃していったのは防護塀を守るためだったはず。
あの時点ではルークもいないのでそれが最後のラインでした。
だからこそ、ボロ機で絶望的な反撃に出たわけで。その目的を自らぶち壊してやがる。

前作で輝いていたデイジー・リドリーも今作では魅力ゼロ。
マーク・ハミルには役が重すぎた。
カジノの場面など、いったいワタクシは何の映画を見ているのかと仰天しましたな。

これまでのジェダイを断ち切って登場人物を世代交代させたなど、新しい『スター・ウォーズ』のスタートという点がばかりが評価されているようですが、それ以前に「映画としての出来(構成、プロット、人物造形、演技等)」についてがまったくおそまつ。
この点については皆さん気にされないのかな?

上映後の静かな反応

上映終了後の場内の雰囲気は、公開初日の鑑賞時と同様です。
直近2作品(フォースの覚醒、ローグ・ワン)の興奮冷めやらぬざわめきといったものとは程遠い、実に静かなものでした。

とはいいながらも、あさってはMX4Dに行ってきますけどねっ!

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